De La Roca Fig(デ・ラ・ロカ イチジク)

シノニム: SMN093IB, De l’hort d’en Fullana (Alcudia), De la Roqueta, Of La Roca
秋果専用品種
果実の大きさ:40g
果皮:黄緑にうすい茶色の縞
果肉:レッド
耐寒性ゾーン:7B~(-14.9~-12.2度以南)(北海道南部一部、東北から関東の山間部)
耐雨性:あり
目:小さい
原産国:スペイン

“De La Roca(デ・ラ・ロカ)”は、もともと、品種名の由来となったバレス・オリエンタルの町、ビジャフランカ・デ・ラ・ロカの旧公国に由来します。

この品種は、Martinenca Rimada・Bordissot Negra Rimada・Col de Damaシリーズなどを広めたイチジク研究家のスペインのバレアレス諸島・マヨルカ島のモンセラート・ポンス・イ・ボスカナのコレクションの一つで、同じような名前に“De la Gloria”,“De la Reina”,“De la Senyora”などがあります。

特徴

  • 果実は40gほどの中くらいの大きさで、果皮は黄緑に薄い茶色の縞が少し入り、果肉は赤~暗赤色です。
  • 味は、かなり強いベリーの風味と甘みがあり、花のような味わいと表現する人さえいます。
  • 適度な歯ごたえのある食感と少し種のクランチがありますが、熟すのが早く、また木の上で乾かすことができるので、簡単に完熟した濃厚でジャミーな緻密な果肉を味わうことができます。
  • 樹勢は中程度で、秋果専用品種で9月上旬から 10月初旬までに成熟し始め、中程度の生産量です。
  • 小孔の開口部および酸味に対して非常に耐性があり、輸送に対する耐性が高く、剥離の影響をほとんど受けません。
  • 耐寒性:やや強 耐寒性ゾーン:7B~(-14.9~-12.2度以南)(北海道南部一部、東北から関東の山間部)

有名な育苗業者でSNSの発信者【Figaholics】氏

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このビデオでは、イチジクのボス、ロスがデ ラ ロカ イチジク品種を紹介し、イチジク愛好家の間での期待の高さと、湿気の多い条件への適応性を強調しています。ロスは、その風味についての洞察を提供し、他のイチジクと比較し、樹木を植える際の課題について議論し、さらに繁殖させたいと述べ、デ ラ ロカがさまざまな気候での栽培に検討する価値のある有望なイチジク品種であることを明確にしています。

figBidにDe La Rocaの写真がありましたので参考にしてください。

イチジク畑のDe La Roca

【2024/10/14】
今年春に地植えし4本の枝が1mほどに成長した苗に15gほどの小さな果実が鈴なりに付いていました。
味は、収穫が少し早かった為、次回の報告を参考にしてください。