グッドー (Goutte D’or)

グッドー (Goutte D'or)

シノニム: Dorée,DFIC 213, Dorée, Drop of Gold 1, Drop of Gold 2, Golden, Figue d’or, Goutte d’Or, Figue dOr, Goutte d’Or
夏秋兼用品種
果実の大きさ:90g
果皮:黄金色
果肉:琥珀色~赤みがかった琥珀色
耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
原産国:フランス

南フランスでは非常に一般的で、1667 年に初めて記載がみられる非常に古い品種で、300種以上のイチジクを保有する南フランスのBAUD社厳選おすすめの28種のイチジクの中にも含まれ、【Dorée】の品種名で記載されています。

特徴・味・耐寒性

  • 果実は、夏果100g・秋果70 ~ 80gほどの大きさで、果皮は黄金色で、果肉は琥珀色~赤みがかった琥珀色です。
  • 味は、糖度が高くまろやかな甘み、特に秋の果実はジャムのようで、種のジャリジャリ感が少ない品種です。
  • 耐寒性:強 耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
  • 暑くて晴れた状況では優れた味の品質を示しますが、湿気の多い状況では壊れやすくなります。
  • 樹勢は中くらいで、樹木の成長は小さく、豊産生の早生品種です。
  • 優れた食味が魅力で、生食はもちろん風味と甘さを活かして、ジャム、パン、クッキー、パイなどに利用するのもおすすめす。

ねっとりとハニー系の甘さ!

french fig farm: Dorée

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栽培方法 露地栽培 鉢植え グッドー

【植え付け・仕立て】

  • 一般的には、一文字整枝または開心自然形が良いとされますが、豊産生で樹勢が中くらいのグッドーは、一文字整枝でも大丈夫そうですが、強剪定しない方が実付きが良いとの記述がありましたので無難な開心自然形がよさそうです。
  • 1年目は収穫は考えず、土台となる樹の骨格を作ることを目的とします。
  • 植え付け時に苗木を高さ50cm程度のところで切り戻し、そこから発生する新梢を自分の作りたい樹姿に必要な数だけ発生させます。その年の落葉後に、伸ばした各枝をさらに30cm程度の長さで切り戻して、結実準備が完了です。

【土壌・肥料・水やり】

  • 日当たりの良い、水はけの良い用土に植え、特に植えてから最初の1年は、定期的に木に水を与えてください。通常定植2年目くらいから実をつけ始めます。
  • 発芽期の3~4月、特に乾燥する7~8月、9月上中旬は、土の乾き具合を見て5日に1回程度は水やりすると枝が良く伸び、実が甘くなります。
    (※鉢植えでは、4~10月は1日1回、ただし夏には2回行う。冬は7~10日に1回行う。)
  • イチジクはあまり土を選ばないと言いますが、一般的に有機物が豊富で、わずかにアルカリ性で排水と通気の良い土壌が理想的です。
  • 酸性土壌を嫌うのでPH7.0を目標に、冬に苦土石灰などをまいてで調整します。
  • 肥料は5月はじめ【N/P/K=13/10/13の肥料(1~3年150g・ 4~6年450g )】と12月~1月に、有機配合肥料と苦土石灰を1㎡当たり150g施します。
    (※鉢植えでは、植え付け1年目は5~10月まで1~2個。または緩効性化成肥料10~20gを2回。2年目以降は冬に油かすを50g、4~10月には毎月、化成肥料を5g程度施す。)
  • 果実は1枝に8~10個が適当です・実がたくさん付きすぎると栄養不足で成長しないので、早めに摘果します。

【害虫・病気・防寒対策】

  • 必ずカミキリムシ(テッポウムシ)予防のために、カットサイドSまたは予防フィルムを、幹に塗るか、見つけ次第捕殺してください。
  • 幼虫は幹に入りおがくずのような糞を外に出すので枝を切り落とすか穴に【スミチオン1000培液】または、【住友化学園芸 殺虫剤 園芸用キンチョールE カミキリムシ 幼虫 退治】などを注入して退治します。
  • 日当たりと風通しをよくして、害虫や病気(さび病など)から木を守ります。
  • 木の周りに防鳥網を設置するなどの鳥害対策、また果実に袋をかけて鳥や蟻から守ることも必要になります。
  • 収穫は、果実が熟して木から落ちる直前が一番おいしいので、熟したものから順次摘み取ります。
  • 耐寒性は強い方ですが、東北から関東の山間部の地方以北では、防寒対策が必要になります。
  • 夏果専用品種で、6月下旬~7月中旬の梅雨時期の収穫になるため、雨対策が必要な地域もあります。
  • engei net】にあまり剪定しない方が実付きがいいとの記載がありますので、12月~2月に開心自然形で込み合った枝を間引きする程度で大丈夫です。

【水やり】について

イチジクの生産量第一位が、東ヨーロッパと西アジアにまたがるトルコで、次にエジプト、イランと続くので、乾燥した土壌に適しているように思われますが、それらの地域は、温暖ながら比較的降水量もあり肥沃な地帯なので、イチジクが乾燥に強いというわけでは決してありません。

逆に水は好む性質があるので、発芽期の3~4月、乾燥する7~8月には庭植えでも水遣りをすると枝が良く成長し、実が甘くなります。

特に日差しが強く乾燥しやすい夏場は、枯れることさえあるので、水はけのよすぎる土壌や、鉢での栽培では注意が必要です。
※ただし水はけが極端に悪い土壌では生育は著しく劣ります。

イチジク畑のグッドー

【2023/10/7】
2021年に2年生の大苗をフランダースで購入、地植え2年後で初めて実を付けましたが、今年の収穫は無理そうなので、来年に期待します。