Caprifig Type(カプリ種)

Caprifig Type

イチジク属(学名:Ficus)は、クワ科に含まれる属で、イチジク属植物は、イチジク、ガジュマル、ゴムの木など、世界中に約800種以上の種類があります。

果物として食べられているイチジク【Ficus carica】は、Common Type (普通種) ・San Pedro Type(サンペドロ種)・Smyrna Type (スミルナ種)・Caprifig Type(カプリ種)の基本的な4つのタイプ に分けられます。

食用になるイチジクは雌花を持つ、Common Type (普通種) ・San Pedro Type(サンペドロ種)・Smyrna Type (スミルナ種)の3種類で、Caprifig Type(カプリ種)は、雄花と雌花の両方を持ち、果実を成熟させるために受粉が必要なタイプですが、果実は小さく硬く食用には適しません。

イチジク【Ficus carica】の4つのタイプ

  • Caprifig Type(カプリ種):雄花と雌花の両方を持ち、果実を成熟させるために受粉が必要なタイプですが、果実は小さく硬く食用には適しません。このタイプの花粉を利用して受粉が行われます。(Persistent caprifigとNon Persistent caprifig)

    Persistent caprifigは、Common Type (普通種) の子孫を生み出す可能性がある貴重な遺伝的性質を持っています。詳しくはこちらの記載または、Ira J. Conditによる「Caprifigs and Caprification by Ira J. Condit」を参照してください。!
    (Wilson’s Point Reyes Grandi Caprifig)
    ※Persistent caprifigは、P (永続的) 遺伝子を継承するものです。Non Persistent caprifigによって受粉された雌のイチジクは果実を生み出すことができますが、P 遺伝子を持つものはありません。Persistent caprifigからの花粉で受粉したメスのイチジクはどれも、P 遺伝子を持つので、新品種を生み出すことができます。
  • Smyrna Type (スミルナ種):Caprifig Type(カプリ種)で受粉しないと果実を結ばない!(Markopoulou,Goklop等と、トルコなどから輸入されるドライイチジクに多い。)
  • San Pedro Type(サンペドロ種):夏果は受粉なしで結実、秋果は受粉が必要!
    (キング、ビオレドーフィン、ドーフィンなど少数)
  • Common Type (普通種) :雌雄同体の花を咲かせるので、受粉がなくても果実が実る。(桝井ドーフィン、ビオレソリエスなどほとんどのイチジク)

Caprifig Type(Persistent caprifigとNon Persistent caprifig)

雄花と雌花の両方を持ち、果実を成熟させるために受粉が必要なタイプですが、果実は小さく硬く食用には適しません。このタイプの花粉を利用して受粉が行われ、Persistent caprifigとNon Persistent caprifigに分かれます。

Persistent caprifigは、Common Type (普通種) の子孫を生み出す可能性がある貴重な遺伝的性質を持っています。詳しくはこちらの記載または、Ira J. Conditによる「Caprifigs and Caprification by Ira J. Condit」を参照してください。

※Persistent caprifigは、P (永続的) 遺伝子を継承するものです。Non Persistent caprifigによって受粉された雌のイチジクは果実を生み出すことができますが、P 遺伝子を持つものはありません。Persistent caprifigからの花粉で受粉したメスのイチジクはどれも、P 遺伝子を持つので、新品種を生み出すことができます。

わかりやすく説明すると、LSU育種プログラムで開発されたイチジクのように、受粉させて新種のCommon Type (普通種)を開発するにはPersistent caprifigが必要で、ただ受粉させて果実を収穫するだけであれば、Non Persistent caprifigで大丈夫だと言うことです。

Mamme、Profichi、Mammoniの3種の果実

カリフォルニアでは、 4月初旬に成熟する最初の果実または冬果実の“Mamme”、2番目または春の果実で6月に成熟する“Profichi”、そして 夏の終わりに成熟する3番目の果実であるMammoniの3種の果実が知られています。

これらの名前と作物に関する詳細は、Eisen (1896、1901)、Rixford (1918a)、および Condit (1920a) などの多数の出版物で見つけることができます。

イチジクコバチ(Blastophaga psenes)によるCaprification

カプリフィグは、茎の内側に短い花柱の雌しべの花が存在することを特徴とし 、その子房にはイチジクコバチ(Blastophaga psenes)” の幼虫が生息している可能性があります。

イチジクコバチの幼虫はイチジクの果実の中で孵化し、果実を食べて成長します。幼虫が成長すると、成虫になり、イチジクの果実から飛び出します。

イチジクコバチはイチジクの花に産卵します。イチジクの花は果実の中にあるため、イチジクコバチは果実の中に入って産卵する必要があります。イチジクコバチが果実の中に入ることで、花粉を運んで他の花に受粉させることができます。

Persistent Caprifigの品種

下記の品種が代表的なPersistent Caprifigと思われます?

  • Capri No.1:カリフォルニア大学デービス校で開発されたカプリフィグの品種で、イチジクコバチを効率的に飼育するために開発された品種です。
  • C1:カリフォルニア産のCaprifigの交配種!LSUでも使用され、ProfichiとMammoni(食用できる果実)の両方の果実を生産できる貴重な品種で、品種改良によく使用されます。イチジクの栽培に興味がある方は、C1を検討してみてはいかがでしょうか。
    (C1xHuntの交配で、LSU Purple)
    (C1xCelesteの交配で、O’Rourke, Tiger, シャンパーニュ (Golden セレスト),改良型セレスト)
  • L55-13-39:C1とCelesteの子孫でカリフォルニア大学デービス校で開発。
    (L55-13-39xCelesteの交配で、LSU Gold)
  • Carlie’s Caprifig:カリフォルニア大学リバーサイド校で開発。
  • Croisic:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種の親元。
  • DFIC6:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種です。
  • DFIC8:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種で、優れた受粉者であり、大規模な果実と良質な乾燥イチジクを生産することで知られています。
  • DFIC10:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種で、夏と秋に2回Profichiを生産することで知られています。
  • DFIC126:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種、夏と秋に2回Profichiを生産することで知られています。
  • DFIC127:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種。
  • DFIC134(Stanford):カリフォルニア大学デービス校で開発された品種で、イチジクモザイクウイルスやイチジクさび病などの病害に強い抵抗力を持っています。
  • DFIC188:カリフォルニア大学デービス校で開発された品種で、大果、高品質なMammoni果を生産することで知られています。
  • D3-9:カリフォルニア大学デービス校で開発!Sierra Figの誕生に!
  • D3-11:カリフォルニア大学デービス校で開発!Sierra Figの誕生に!
  • D13-39:カリフォルニア大学デービス校で開発!Sierra Figの誕生に!
  • D13-54:カリフォルニア大学デービス校で開発!Sierra Figの誕生に!
  • Excelsior :カリフォルニア州で栽培される Persistent caprifig の品種です。
  • Maslin No.150:オーストラリアで開発された品種。
  • Milco:イタリアの品種で、Profichiだけでなく、Mammoni(食用できる果実)も生産します。
  • Roeding 1:1887 年にフレズノのFred Roeding氏によって、トルコのミアンダー バレーから導入されました。
  • Roeding 2:1887 年にフレズノのFred Roeding氏によって、トルコのミアンダー バレーから導入されました。
  • Roeding 3:1887 年にフレズノのFred Roeding氏によって、トルコのミアンダー バレーから導入されました。
  • Roeding 4:おそらくフレズノのFred Roeding氏によって導入されたものと思われるが、正確な記録は失われている。
  • Wild #1

マルタ島のPersistent Caprifig

  • Duccar abjad:duccar はマルタ語で「雄」を意味し、 abjad は「白」を意味します。マルタの伝統的な菓子 Imqaret の材料として使用される。
  • Duccar atimar:duccar はマルタ語で「雄」を意味し、atimarは「赤」を意味します。イスラエル原産で、品質が高い品種として知られています。

Non Persistent Caprifig

Persistent Caprifig以外の多くのCaprifigになるので、とても多く存在します。