カドタ イチジク(Kadota Fig)

カドタ

シノニム:LSU Everbearing(DFIC206), Dokkar(DFIC222), Lemon(DFIC219), Troiano(DFIC046), White Texas Everbearing(DFIC162),Florentine, Honey Fig, Dottato
夏秋兼用品種
果実の大きさ:40g
果皮:黄緑〜黄色
果肉:琥珀色
耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
原産国:イタリア

特徴・味・耐寒性

  • 果実:中程度のサイズで、夏果は50g・秋果は30gほどのやや小ぶりで、果皮は成熟すると黄緑色になり、果肉は琥珀色でなめらかで柔らかく、皮が薄く、種がほとんどないため食べやすい品種です。
  • 味:独特な風味があり、酸味が少なく、甘味が強くコクがあり、ジューシーな味わいで人気があります。
  • 収穫:収穫時期は、8月中旬~10月下旬くらいまでで、果実が成熟すると果皮が黄色から黄緑色に変わり、果肉がやや軟らかくなるのでわかりやすいです。
  • 耐寒性:強 耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
  • 耐病性::他の品種と比べて比較的病気に強いとされています。特に、炭疽病やカイガラムシといった病害虫に対して強い耐性を持っています。
  • 栽培: カドタは暖かい気候を好みますが、耐寒性もあるため、一部の寒冷地でも栽培されています。また、樹勢が強く豊産生の為、家庭栽培用として人気の品種です。

カドタとLSU Everbearingは、同一品種


栽培イチジク (Ficus carica L.) の遺伝子構造と分化より

2010年に実施された遺伝子検査によってLSU Everbearing, Dokkar,Lemon, Troiano,White Texas Everbearingと同じ品種と言うことが判明しました。
また以前からシノニムとして知られていたFlorentine, Honey Fig, Dottatoも同一品種です。

2010年に実施された遺伝子検査に基づいて(図の赤の点線の部分)

海外でも人気なカドタイチジク

この緑のカドタ イチジクは、すでにジャムのような味がします。調理いらず!

ジャムやサラダに利用!

今日は一日中、ジャスト ジャンのカドタ フィグ フルーツ スプレッドを試飲しています。 CA産で信じられないほど美味しい!

旬の塩漬けキュウリ門田イチジクのフェタチーズサラダ!

我が家の優れもの「カドタ」

ピンポン玉程度の大きさにしかなりませんがイチジクカドタ種は豊産性で味わいが甘く、とても美味しいのでおすすめです。栽培スペースもとらずベランダ栽培もできるので栽培されてはいかがでしょうか?

イチジク畑のカドタとLSUエバービーリングの比較

カドタ

【2023/4/17】
LSUエバービーリングの記事を製作中に、2010年の遺伝子検査により、カドタとLSUエバービーリングが同一品種と言うショッキングな案件を確認したくて、まだ栽培していなかったカドタを購入しました。
パット見た感じ似ているようですが、LSUエバービーリングが剪定したばかりで、まだ少ししか芽吹いていないので、もう少し経ってから比較しようと思っています。

カドタとLSUエバービーリングの葉の形がそっくり(当然ですが!)

カドタ幼葉
LSUエバービーリング

【2023 5/3】
上の写真がカドタで下の写真が以前から栽培していたLSUエバービーリングです。

イチジクの葉を比較する場合は、新芽から現れる幼葉を比較するとわかりやすいと言われています。
比べてみるまではこれほど似ているとは思いませんでしたが、出たばかりの少しギザギザのある3裂葉と少し成長したスペード型のギザギザの1枚葉を見て頂ければ、2枚の写真があまりにも似ているのがわかります。

最終的に秋果が実るのを待って比較相と思っています。