Coll de Dama Mutant (レデイミュータント)=Coll de Dama Tricolor

Coll de Dama Mutant

シノニム:Coll De Dama Tricolor,Col de Dame Mutante・Coll de Dama Mutante Color (= CdDMC), Coll de Dama Bicolor (= CdDB), CdD tri-color (CdD T) , Coll de Dama Color Mutante, Coll de Dama Bicolor, Coll de Dama Rareza?
秋果専用品種
果実の大きさ:50g
果皮:黄緑~薄茶色に紫の縞
果肉:鮮やかな赤~深紅
耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道南部~沖縄より北)
原産国:スペイン

緑から始まり成熟するにつれて美しい色に変化して、濃厚でリッチなベリーのフレーバーがあり、Coll de Dama タイプの中でも、最も美味しいイチジクと言われています。

特徴・味・耐寒性

  • 果実は他のCDDシリーズと同じような首が特徴で、50gほどの中サイズ、果皮は熟す直前に黄緑~薄茶色に紫の縞が入り、果肉は鮮やかな赤~深紅になります。
  • 味は、典型的なCDDシリーズ特有の濃厚なベリーの風味で、皮も柔らかく甘くジューシーで美味しいです。
  • 目は、閉じていて雨にも少しは耐性があります。
  • 耐寒性:強い 耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道南部~沖縄より北)
  • 樹勢は中程度で、5裂葉が多くつきます。

この品種はカルロス・ヒメネス・ロペス (Carlos Jimenez Lopez) 氏によって2016年に発見された、Coll de Dama Negra の突然変異によるイチジクです。
成熟するにつれて、とても魅力的でカラフルな紫色の縞模様が現れます。
豊産性のColl de Dama タイプの中でも、緑から始まり成熟するにつれて美しい多色のを呈す、濃厚でリッチなベリーのフレーバーがあり他のイチジクよりも間違いなくジューシーで最も美味しいイチジクと言われています。

発見者:カルロス・ヒメネス・ロペス (Carlos Jimenez Lopez) 氏のコメント

こんにちは、スペインのバルセロナ近くの谷で 1年前に発見した品種について、最近何人かの人から多くの質問を受けました。

新しいイチジクと品種を探していたところ、2016年10月、非常に特殊なイチジクをを発見しました。

レディーホワイト(CdDB)とレディーブラック(CdDN)の品種を主に植えている中型のイチジク園で、とても特殊なイチジクの木を見つけたんです。
このいちじくの木は、果実が2色だったので、他のいちじくの木とは違うとわかりました。

ラインは緑がかった茶色で、 最初はコル・デ・ダマ・リマダのイチジクの木の前にいると思っていたのですが、すぐに木を調べてみると、まだ未熟なイチジクは緑色で筋がありませんでした。

イチジクの木は基本的に5裂の葉が少し鋸歯状になっていることが確認でき、イチジクの木の外観と色以外から、”Coll De Dama-“シリーズのイチジクの木であることがわかりました。

この発見の後、私はインターネットで情報を検索し始めましたが、この種の情報や言及はどの国にも見つかりませんでした。Coll de Dama Blanca-Negra、Col de Dama Rosa、Col de Dama Rimadaに関する情報も検索しましたが、私が見つけたイチジクのものは何もありません。

このような状況で、私はこの品種を Coll de Dama Mutante (レディーミュータント)と呼ぶことにしました。
なぜなら、このイチジクの木の隣にあるCol de Dama Blanc(レディーホワイトやCol de Dame Noir(レディーブラック)などのイチジクの木と関係があり、Col de Dama品種の多くのイチジクの木が近くにあることによる色の突然変異ではないかと考えました。

私はこのことをタイ、インドネシア、アメリカの友人たちに伝えると、彼らは驚き、この名前は少し複雑で混乱を招くと指摘し、この品種をColl de Dama Bicolorと呼ぶ方が簡単ではないか、と言う人もいました。

そのため、私が見つけた品種をColl de Dame Mutante、別の品種をColl de Dama Bicolorと呼ぶ人がいますが、本当は同じ品種なのです。

“当然変異”≒“枝変わり”

果樹栽培において、枝変わりによって甘い品種が出来上がることはご存じの方も多いと思います。
枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。動物であれば、体細胞の突然変異が新たな個体に反映することはまずあり得ないが、植物では成長点から先へ先へと体が作られてゆくため、変異しなかった部分と区別され、形質として固定する可能性がある。

野生植物に出れば、変わり物となる。この枝を挿し木等すれば、新しい品種となる可能性がある。園芸植物に出る場合は、多くの場合、斑入り葉が無地になったり、八重咲きの花が一重になるなど、親より劣ったものになるが、まれに親より優れたものや、新品種として残しておく価値のあるものが出現することもある。日本の伝統的な園芸種である皐月には、枝変わりによってできた品種がいくつかある。また、温州みかんでは枝変わりによる品種が多く登録されている。

私が栽培しているイチジク畑の温州みかんの【小原紅早生】も【宮川早生】からの“枝変わり”によるもので、糖度が高く、濃厚な甘みで“奇跡の赤いみかん”と呼ばれています。

YouTube:Coll de Dama Mutante Fig

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Coll de Dama Mutante はスペインのイチジクで、Carlos という収集家によって発見され、数年前に友人から共有されました。 それは私たちにとって非常によく成長し、今年は果実が大きくなり、素晴らしい色を見せているようです. 果肉は“Coll de Dama”の代表的な品種で、濃い赤色の果肉でベリーの風味が豊かで甘さ控えめです。 目でも舌でも楽しめる逸品です。

イチジク畑のColl De Dama Mutant

2021年9月の鉢植えの1年生苗

2023年1月には、1mほどに成長!