シノニム:Bellaclare #4, Fall Gold, Falls Gold, White, Italian White
タイプ:赤イチジク 夏秋兼用品種
果実の大きさ:60g~70g前後
果皮:黄金色
果肉:琥珀色
豊産性
樹勢:中樹勢 2~3m前後
耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~1.8度)(北海道以南~沖縄より北)
収穫まで:2~3年
Alma (アルマ)と人気品種のHoly Smokes Unknownが同じ品種と判明しています!【4figlovers】
高品質のイチジク “アルマ”は、 1940年、A&Mテキサス大学より発表されたハイブリッド品種で、1974年にはテキサス農業試験場で紹介・1975 年にリリースされアメリカ南東部によく適応して栽培されています。
Vernino AKA Allison (100% Carica)と Hamma Caprifig (50% Palmata)の交配種になります。
特徴・味・耐寒性
- 果実は、夏秋兼用品種で6 月下旬と 8 月以降に、小から中程度の大きさで、ナシの形をした皮は黄金色、果肉は琥珀色の実を付けます。テキサス農業試験場では、果実は7月中旬から霜が降りるまで実を付けています。
- 味:甘くて繊細でジューシーでキャラメル風味!生、乾燥、ジャムとして食されています。
- アルマの葉は濃い緑色で、日当たりまた水はけのよい土壌で育ちますが、きわめて悪い土壌にも耐性があり育てることができます。通常、乾燥した土壌でも丈夫で活発に成長する木で、放っておけば、低く広がりながら大きく成長してたくさんの果物を生産します。(豊産生)
- 耐寒性:強い 耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~1.8度)(北海道以南~沖縄より北)
日本のAlma(Blanche de deux saisons)と海外のAlma
日本で栽培されているAlmaは、Blanche de deux saisonsという品種で、苗木が日本に持ち込まれる過程で何らかの手違いがあり、それが誤って広まったようです。
日本の伊勢店新宿店で販売されていたAlma(アルマ)は、果皮が緑色で果肉は濃紅色の鮮やかな色をしてトゥルンとゼリーのような口溶けだったと三越伊勢丹グループが運営する【Foodie(フーディー)】に記載があり、Fig Databaseをはじめ海外のサイトの特徴と違ています。
日本で販売されているイチジク アルマは、下のTwitterの写真のような果実です。
現地アメリカのTexas Pecan Nurseryでは、
イチジク Alma(アルマ)のことを、“特においしい洋ナシの形をした丸みを帯びた緑色の果実のために栽培され、晩期には黄色のブロンズ色に熟します。”との記載があり、アメリカのほとんどのサイトで日本のAlma(アルマ)とは特徴が少し違っています。
【4figlovers】Alma Fig(イチジク アルマ)の果実や樹木のYouTube
熟したアルマの特徴であるとても美味しそうな、洋ナシ型の目が閉じた蜂蜜のような黄金色の果肉や樹木の大きさや葉の形など参考にしてください。
英語のYouTubeは、「設定」➡「字幕」➡「自動翻訳」➡「日本語」で解りやすくなります!
海外イチジクマニアの声 (Ourfigsなど)
熟すと肌がとてもツヤツヤになり、太陽の下で輝きます。目に輝くハチミツを加えると、砂糖の斑点がたくさんあるかわいいイチジクになります. 裂け目やひび割れの兆候は1つもありません。
イチジクが十分に熟し始め、甘味に加えて風味を持ち始めると、目に入った透明な蜂蜜の滴が明るい琥珀色に変わることに気付きました。
皮は厚く歯ごたえがありますが、甘いです。非常に熟したものでも、良い食感があります。
シードクランチゼロが魅力です。
私が過去に味を説明した方法は、それがリュウゼツランの蜜によく似ていると言っていました(もしあなたがそれを食べたことがあるなら)。いちじくの目は開いていますが、ほとんどの場合、濃いいちじくの蜂蜜で満たされています。
上の写真がTexas Pecan Nursery、下の2枚の写真がOurfigsに投稿されたイチジク Alma(アルマ)の写真です。
熟すと明るい琥珀色の蜜があふれんばかりに出てきます。
収穫が楽しみな品種です!
イチジク畑の Alma(アルマ 海外品種を購入)
【2023/6/2】
新しく海外品種のアルマを購入し4月23日に挿し木、発根が確認できたので、スリット鉢へ鉢上げします。梅雨の間に地植えにしたいのですが、間に合うか心配です。