Fracazzano Nero Ficazzana Black Fig(フラカザノ・ネロ)

Fracazzano Nero(Black)Fig(フラカザノ・ネロ)

シノニム: Ficazzana Black(Nero)
夏秋兼用品種
果実の大きさ:40g前後
果皮:濃い紫~黒
果肉:鮮やかな濃い赤
耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道以南~沖縄より北)
原産国:イタリア

ebayでは、Fracazzano NeroとFracazzano Blackの名前の違う2つの品種が販売されていますが、掲載されている果実の写真も同じということと、下記のような名前で3品種の挿し穂が販売されているので、【イタリア語の“Nero”=英語の“黒”】であり同じものと考えられます。

●Ficazzana Black, Malta Black, Fracazano Bianco
●Ficazzana Nero, Nero Malta, Fracazano Bianco

また、 “イチジクの品種 – Ponza Tells” Fracazzano biancoのところに、Sinonimi(シノニム): “Ficazzana”,と“Ficazzanu”と記載がありますので、Fracazzano=Ficazzana=Ficazzanuになります。

【Fracazzanoファミリー】のFracazzano Biancoが白イチジクにあたり、こちらは名前の通り、黒イチジクになります。

特徴・味・耐寒性

  • 果実は、40g前後の中くらいの大きさで、果皮は黒に近い濃い紫、果肉は鮮やかな深紅で見た目からも美味しい黒イチジクの特徴をそなえています。
  • 味は、しっかりとした甘さでフルーティーな蜂蜜のような風味を持っています。
  • 樹上完熟させた秋果が最高に甘くておいしいですが、現地では、ピンク色のみずみずしい甘さの夏果(ブレバ)を好まれる方も多いようです。
  • 耐寒性:強 耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道以南~沖縄より北)

イタリアのFracazzanoの系統3品種

イタリアで最も古い歴史を持ち南部で多く栽培されている、最も美味を持つ人気のあるイチジクの 1 つです。

【Fracazzanoファミリー】は、Fracazzano Bianco(白) ジャムのような甘さが絶妙・Fracazzano Rosso(赤) 強烈で粒状の赤いザクロ果汁・Fracazzano Nero(黒) 鮮やかな赤い果肉と魅力的な黒い果皮が特徴の3タイプがあります。

北米では、Fracazzanoの系統をあちこちの個人やナーセリーから輸入しているため、原産地がマルタだったりシチリアだったりします。

【Fracazzanoファミリー】は葉の形が似ており、3つに分かれたずんぐりとした葉で大きめ実を付け、閉じた目で対雨性があり、成長が早く、生産量も多いとのことです。

参考にしてください!

必ずしもヴァイオレット・ド・ボルドー系のイチジクとは呼べませんが、そのような味わいのようです。 良いイチジクですが、雨が降ると割れてしまうかもしれません。

イチジク畑のFracazzano Nero

Fracazzano Nero

【2023/4/27】
2022/5月に30cmほどだった鉢植えの苗を地植えし、60cmほどに成長したので、3月中旬に強剪定をおこない、1か月ほどで特徴的な少しギザギザのある1枚葉と3裂葉が展開し始めています。