Lattarula(ラッタルラ)

Lattarula(ラッタルラ)

シノニム:DFIC 225, Italian Honey, Blanche,Blanche Ronde, Grosse Blanche Ronde, Blanche Hative, Blanquo, Argentine, Blanche Fleur, Italian Honey, Royale, Versailles, Blanquette, Madeleine,  White Naples, Pocock, Ford’s Seedling, Raby Castle, White Standard, White Smyrna, Quarteria, Vigasotte Bianco, Winehaven 747,
夏秋兼用品種
果実の大きさ:60~80g
果皮:黄緑~黄色
果肉:琥珀色
耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
Family:White Marseilles Family
原産地:イタリア

以前「国華園」で、ラッタルラとして苗が販売されていましたが、2024年3月現在では、大手ナーセリーでは、販売がありません。

イタリアンハニー、ブランシュとも呼ばれ、飴色に輝く果肉は糖度25度にもなる人気の品種です。

  • 果実は、果実は60~80g
  • 味は、風味豊かで、濃厚で純粋な甘いハニータイプのイチジクです。
  • 優れた夏果(ブレバ) を付けます。
  • 耐寒性:強 耐寒性ゾーン:7A~(-17.7~-15.0度以南)(北海道南部~)
    ※国華園のカタログには
  • 非常に生産性がありアメリカのノースウエストで広く栽培されている品種です。
  • 優れた食味が魅力で、生食はもちろん風味と甘さを活かして、ジャム、パン、クッキー、パイなどに利用するのもおすすめす。
  • 豊産性で育てやすく耐寒性もあるので、寒冷地での家庭菜園には特におすすめです。

TopTropicals.com アメリカのオンラインナーセリー

#Ficus carica – #Fig Lattarula イタリアの蜂蜜は、季節が短く、涼しい夏の地域で最も信頼できます。 蜂蜜のように甘い素晴らしいイチジクは、柔らかな緑色の皮と豪華な黄金色の琥珀色の果肉を持ち、生食にも乾燥にも適しています。

栽培方法 露地栽培

【植え付け・仕立て】

  • 一般的には、一文字仕立てまたは開心自然形が良いとされますが、ラッタルラは樹勢が強いので“開心自然形”にして剪定は軽く、中・短果枝が出るようにし、施肥を少なくすると実付きが良くなります。
  • 1年目は収穫は考えず、土台となる樹の骨格を作ることを目的とします。
  • 植え付け時に苗木を高さ50cm程度のところで切り戻し、そこから発生する新梢を自分の作りたい樹姿に必要な数だけ発生させます。その年の落葉後に、伸ばした各枝をさらに30cm程度の長さで切り戻して、結実準備が完了です。

【開心自然形】
開心自然形は若木のうちから主枝を3本決め、60度の角度になるように斜め上に枝を伸ばします。 樹高が高くなりにくく、管理しやすい樹形です。新梢が多く出るため、「新梢管理」による樹勢のコントロールが最も行いやすい樹形です。 結果枝も多いため、管理次第で多収につながります。

【土壌・肥料・水やり】

  • 日当たりの良い、水はけの良い用土に植え、特に植えてから最初の1年は、定期的に木に水を与えてください。通常定植2年目くらいから実をつけ始めます。
  • 発芽期の3~4月、特に乾燥する7~8月、9月上中旬は、土の乾き具合を見て5日に1回程度は水やりすると枝が良く伸び、実が甘くなります。
    (※鉢植えでは、4~10月は1日1回、ただし夏には2回行う。冬は7~10日に1回行う。)
  • イチジクはあまり土を選ばないと言いますが、一般的に有機物が豊富で、わずかにアルカリ性で排水と通気の良い土壌が理想的です。
  •  酸性土壌を嫌うのでPH7.0を目標に、冬に苦土石灰などをまいてで調整します。
  • 肥料は5月はじめ【N/P/K=13/10/13の肥料(1~3年150g・ 4~6年450g )】と12月~1月に、有機肥料と苦土石灰を施します。
    (※鉢植えでは、植え付け1年目は5~10月まで1~2個。または緩効性化成肥料10~20gを2回。2年目以降は冬に油かすを50g、4~10月には毎月、化成肥料を5g程度施す。)
  • 果実は1枝に8~10個が適当です・実がたくさん付きすぎると栄養不足で成長しないので、早めに摘果します。

【有機肥料】と【化成肥料】

有機肥料とは、油粕や魚粉、鶏糞など、植物性または動物性の有機物(炭酸そのものを除く炭素を含む化合物)を原料にした肥料のことです。
これに対し、鉱物などの無機物を原料として、化学的方法により製造された肥料を化学肥料といいます。

有機肥料の特徴
・全体的に即効性は低く持続性が高い。
・利用することで土壌が改良されるメリットがある。

化成肥料の特徴
・全体的に即効性が高く、持続性は低い。
・微生物の影響を受けず、植物に吸収されやすい。

有機肥料・化学肥料と聞くと、生物由来の素材から作られている有機肥料のほうがいいと思いがちですが、有機肥料は即効性が低く持続性が高い、化学肥料は持続性が低く即効性が高いと、性質が異なりますのでどちらが良いというものではありません。使い分けが大切です。

【害虫・病気・防寒対策】

  • 必ずカミキリムシ(テッポウムシ)予防のために、カットサイドSまたは予防フィルムを、幹に塗るか、見つけ次第捕殺してください。
  • 幼虫は幹に入りおがくずのような糞を外に出すので枝を切り落とすか穴に【スミチオン1000培液】または、【住友化学園芸 殺虫剤 園芸用キンチョールE カミキリムシ 幼虫 退治】などを注入して退治します。
  • 日当たりと風通しをよくして、害虫や病気(さび病など)から木を守ります。
  • 木の周りに防鳥網を設置するなどの鳥害対策、また果実に袋をかけて鳥や蟻から守ることも必要になります。
  • 収穫は、果実が熟して木から落ちる直前が一番おいしいので、熟したものから順次摘み取ります。
  • 耐寒性は強い方ですが、東北から関東の山間部の地方以南以外では、防寒対策が必要になります。
  • 果実は降霜や降雪に遭遇すると果実が成熟しても果皮が硬くなり、食味が落ちるため、収穫時期は寒冷地では10月をめどに考えた方がよさそうです。
  • 実付きが悪い品種はあまり剪定しない方が実付きが良いのですが、ラッタルラは12月~2月に込み合った枝を間引きします(強剪定でも大丈夫だと思います)。

【水やり】
イチジクの生産量第一位が、東ヨーロッパと西アジアにまたがるトルコで、次にエジプト、イランと続くので、乾燥した土壌に適しているように思われますが、それらの地域は、温暖ながら比較的降水量もあり肥沃な地帯なので、イチジクが乾燥に強いというわけでは決してありません。

逆に水は好む性質があるので、発芽期の3~4月、乾燥する7~8月には庭植えでも水遣りをすると枝が良く成長し、実が甘くなります。

特に日差しが強く乾燥しやすい夏場は、枯れることさえあるので、水はけのよすぎる土壌や、鉢での栽培では注意が必要です。
※ただし水はけが極端に悪い土壌では生育は著しく劣ります。

ラッタルラ 非常に甘く、非常に過小評価!

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イタリアハニーイチジクとも呼ばれるラッタルーライチジクは、多くのオンラインナーセリーで簡単に入手できる非常に一般的なイチジクです。 あまりにも一般的であるため、このイチジクについて議論する愛好家はほとんどいません。非常に熟したイチジクは素晴らしいイチジクであるため、それは本当に残念です。 完熟してシュガースポットが全面に現れると、とても甘いです。 イチジクもかなり大きくなる可能性があります。 この品種を早すぎないように注意してください。 過熟ぎりぎりの完熟でなければ、未熟なメロンのような味になります。 最良の結果を得るには、これを非常に柔らかく熟してください。

イチジク畑のラッタルラ

【2024/8/9】
5年生で樹高2mほどに成長したラッタルラ(Italian Honey)の初めての収穫!
樹上完熟させて試食!
イタリアンハニーと呼ばれるだけあって、フルーティーでとても濃厚な蜂蜜風味の激甘!
目が閉まっているので、完熟でも蜜をだして、蟻の侵入を防いでいました。
通常収穫のものと見た目はよくないですが樹上完熟させたものを食べ比べると、かなり味に違いを感じました。
特にハニー系は、濃厚さと風味がますので、完熟がおすすめです!