Martinenca(マルティネンカ)

Martinenca(マルティネンカ)

シノニム: Brocalet, De Ley 2, Bérnissenque, SMN174IB
秋果専用品種
果実の大きさ:40g
果皮:黒に近い濃い紫
果肉:深紅
目:小さい
耐寒性ゾーン::7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道南部~沖縄より北)
原産国:スペイン

この品種は、Martinenca Rimada・Bordissot Negra Rimada・Col de Damaシリーズ・De la シリーズなどを広めたイチジク研究家のスペインのバレアレス諸島マヨルカ島のモンセラート・ポンス・イ・ボスカナ(Monserrat Pons i Boscana)氏によって導入された優良品種です。

海外のイチジク愛好家の評価も高く、まだ国内では、ほとんど流通していない希少品種です。

特徴・味・耐寒性

  • 果実は、40gほどの中くらいの大きさで、果皮は黒に近い濃い紫で熟すと亀裂が生じ、果肉は深紅です。
  • 味は、果肉が非常に厚くてジャム状で、甘くて、少しピリッとしていて、驚くほどシナモンやクローブのようなスパイスの香りがあります。
  • 耐寒性:耐寒性ゾーン::7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道南部~沖縄より北)
  • 目は小さく耐虫性があります。
  • 秋果専用品種で現地では9~10月に熟します。

愛好家の声

愛好家A
愛好家A

マルティネンカを育てています。とても美味しいイチジクです。

愛好家B
愛好家B

素晴らしい!スパイスの効いたチェリーの味がしますか?熟していないイチジクにこれほど強烈な風味があるとは予想していませんでした。完熟するとどんな味になるのかとても楽しみです。私にとってはほとんどマイルドなシナモンキャンディーの味です。

愛好家C
愛好家C

シナモンとチェリーのような本格的な味でした。

Martinenca Rimada (マルティネンカ・リマーダ)➡突然変異


Martinenca Rimadaは、Martinencaの突然変異で、成熟の初めは黄色で緑色の線があり、成熟すると背景が紫色に変わり、虹色が楽しめますが、熟すにつれて染まり、濃い紫色を経て、最後にはマルティネンカのような黒色になります。

また、突然変異種は「先祖帰り」が起こることがあり、果実から美しい縞模様(ストライプ)が無くなる場合があります。
先祖帰りしますと、果実だけでなく木の幹からも縞模様(ストライプ)が無くなりますので、挿木苗の幹を確認することで突然変異を維持しているかどうかを判別できます。


英語のYouTubeは、「設定」➡「字幕」➡「自動翻訳」➡「日本語」で解りやすくなります!

果実・葉の形など参考に!

イチジク畑のMartinenca(マルティネンカ)

【2023/10/7】
2022年4月に挿し木し秋に地植えした苗が、1.2mほどに成長し実を付けています。
収穫が楽しみです。