Genovese Nero(AF)(ジェノベーゼ ネロ AF)

Genovese Nero AF

シノニム: Italian 258
夏秋兼用品種
果実の大きさ:60g
果皮:ダークな茶紫
果肉:鮮やかな赤~深紅
耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道以南~沖縄より北)
原産国:イタリア

Genovese Neroには、よく知られているもので、(AFまたは、Rafed’s)、(Rob’s)、(Not)の3種類が存在します。※Rafed’sは、Adriano Ferreiraから最初にこの品種を買った人の名前

一般的には、Genovese Neroといえば、このイチジクを導入した、カナダの有名なイチジク愛好家のAdriano Ferreira氏を意味する(AF)のことを言い、もとは北イタリアから来たもので、Italian 258と同じと論議されているのもこの品種です。

特徴・味・耐寒性

  • 果実は60gほどの大きさで、果皮は濃い紫色で、果肉は鮮やかな赤~深紅です。
  • 味は、 樹上完熟させると、よりコクが生まれ、甘くなり格別な風味が生じるので、常にイチジク愛好家のコレクションTop10の上位にランクインされています。
  • 非常に生産性が高く、おいしいブレバ(夏果)が得られる優良品種です。
  • 耐寒性:強 耐寒性ゾーン:7A-10B(-17.7~4.4度)(北海道以南~沖縄より北)
  • 新鮮な生食がおすすめですが、ジャムやパン、ケーキ、クッキーなど利用しても美味しくいただけます。

アメリカの有名な育苗業者【Figaholics】氏

英語のYouTubeは、「設定」➡「字幕」➡「自動翻訳」➡「日本語」で解りやすくなります!

ジェノベーゼ ネロはカナダのアドリアーノによって紹介され、元々は北イタリア出身でした。 私たちにとってはシーズン半ばのイチジクです。 この果実は完熟ではありませんでしたが、程よい甘さで程よいベリーの風味がありました。 完熟すると甘くてシロップ状になります。 私たちにとって非常に生産性の高いイチジクであり、優れた品種です。

Italian 258と同じ品種?


figdatabaseには下記のコメントが!

Italian 258は、大きな濃い青みがかった色のイチジクで、中程度から濃い赤の内部があります。収集家の間で好まれるイチジクで、ブルジャソーテ グリスに似ていますが、より甘いと伝えられています。それは早く、そして大量に生産します。果実は甘く、風味豊かでジューシーです。Italian 258は一連のイタリアのトッド・ケネディが収集したイチジクですが、提供元のGiorgio Grassi博士がメモを紛失したため、これらの元の名前のイタリアの品種が失われました。成長の特徴、葉の形、果実の成熟時間/風味/サイズ/色から、この品種は“Genovese Nero AF(ジェノベーゼ ネロ af)” であると多くの人が信じています。

figdatabaseより


また、いくつかのYouTubeでは、当然のようにGenovese Nero(AF)の果実の代わりにItalian 258の果実を使って撮影されているものもありました。

下記の4項目より私は、同一品種と考えていますが、苗を育成してまた記載したいと思います。

  • 提供者のジョリオ グラッシ博士が品種名等のメモをなくし後で、Italian 258の名がつけられた。
  • 1980年代にイタリアより持ち帰られたItalian 258は、まだ日が浅く現地の品種が存在する可能性が高く成長の特徴、葉の形、果実の成熟時間/風味/サイズ/色からGenovese Nero AFが酷似している。
  • 2品種を栽培して同一品種と信じているイチジク愛好家が多くいる。
  • アメリカの有名な育苗業者【Figaholics】氏が2つの品種が同一品種だと完全否定していない。

Ourfigs.comより Rob’sは、カリフォルニア・ブラウン・ターキー?


Rafed’s(AF)のものはおそらく I258 で、Rob’sのものはおそらくカリフォルニア ブラウン ターキーであるというRossの意見に私も同意します。イチジクをブラウンターキーと比較して気分を害する人もいますが、適切に熟したカリフォルニアブラウンターキーは本当に美味しいのでそうすべきではありません。

Harvey氏の見解
Rob’sは私が作った名前で、私のものは非常に大きな果物をたくさん実らせます。カリフォルニア・ブラウン・ターキー(あるいは私がこれまでに飲んだ他のBT)とはかなり異なります。果実は大きく、通常は空洞があります。味は私が望むほど強烈ではありませんが、私の家で試した多くの人がとても気に入っています。非常に生産的です。

イチジク畑のGenovese Nero(AF)

【2023/1/10】
Italian 258との比較の為、Genovese Nero(AF)を購入、まだ根が少し出たばかりの、小さなポットに入った苗が届きました。

【2023/5/12】
室内の窓際で冬を越し、4か月ほど経ち3裂葉も濃くなり5~6枚ほどに増えてきました。
何とか梅雨前には地植えしたいと思っていますが、それまでにもう少し根が張ってほしいところです。